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初心者にもおすすめの投資信託とは?

近年では投資に対する社会的な関心が高まっており、若い人の間でも「投資する」ことは当然のことという雰囲気が作られつつあります。

 

投資には多くの種類がありますが、なかでも投資信託は取り組みやすく分かりやすいため、初心者にもおすすめの投資方法です。

 

基本的な考え方を理解したうえで「自分向きの投資信託」を探していきましょう。

覚えておきたい投資信託の知識

そもそも投資信託とは

投資信託は、多数の投資家が「ファンド」と呼ばれる商品にお金を出し合って、それを運用のプロである「ファンドマネージャー」が株式や債券、不動産など様々な投資先に分散させて運用する仕組みです。

 

「みんなから集めたお金を1つの大きな財産として、運用するプロの人に任せる」というシステムで、初心者向きの投資方法と言われています。

 

投資する側が選ぶのは、「ファンド」であって投資する株式や債券そのものではありません。

 

ファンドにはそれぞれ特徴があり、自分の投資の方向性や好みに合ったファンドを選んでお金を出して購入します。

 

購入した後はファンドマネージャーが事前に示した通りの運用方針に従って、適切と思われる投資先に資金の配分を考えて投資していきます。

 

投資信託は株式と同様に価格は毎日変動します。

 

運用がうまくいけば投資信託の価格は上がりますし、価格が安いときに投資を始めて高くなったときに売却すればその差額を利益にできます。

 

また、投資信託には出資した金額に応じて「分配金」を受け取ることができます。
投資信託によって「年1回」「毎月」受け取れるものもありますし、分配金がないものもあります。

 

投資信託の選ぶ際に重要なのが「利回り」です。
利回りは、「投資金額に対する収益の割合」のことで、通常は1年間の「年利回り」を指します。

 

たとえば、1年間で100万円を投資して利益が5万円だったとすると、利回りは5%となります。

 

投資信託を選ぶ際には、投資した元本がどれくらいの期間でどの程度の利益を生むのかを抑えておくことが重要です。そのときには利回りを見るようにしましょう。

初心者に投資信託がおすすめの理由

1.運用のプロに任せられる

投資を始めようとする人にとって、企業の業績や国の政策の動きなどを自分で見極めて投資に活かすというのは非常に難しいと感じるでしょう。

 

投資信託であれば、おおまかに方針だけ決めておいて、後は資金を投入するだけで、細かいところは投資のプロがやってくれます。
自分だけの力で市場を分析するために必要な時間や手間が省略できます。

2.分散投資ができる

投資の基本は「分散投資」です。

 

資金を1つにだけ絞って投入するのはリスクが高く、通常は複数の投資先にお金を配分します。

 

投資信託なら、1つを選ぶとそのなかで複数の銘柄に分散されて投資されます。

 

複数の銘柄・業界・資産・投資タイミングなど、できるだけ分散させることでリスクを下げることができます。

3.資金力がなくても始められる

少額で始められるという点も投資信託が初心者に取り組みやすいポイントです。

 

1回の投資で必要になるのは株式投資なら数十万円、不動産投資なら数千万円にまでのぼりますが、投資信託は「100円から」「1000円から」など、小遣い程度の金額からスタートできます。

4.つみたてNISAやiDeCoに対応できる

投資信託のメリットとしてぜひ知っておきたいのが、「つみたてNISA」や「iDeCo」など、投資の税優遇制度に対応できるという点です。

 

投資で得た利益には、通常およそ20%の税金がかかりますが、つみたてNISAやiDeCoは投資対象が投資信託なので、支払う税金を抑えることができて、手元に残る金額を大きくできます。

投資信託のデメリットも知っておこう

1.元本保証されない

投資信託は「投資のプロ」に任せるとはいっても、定期預金などのように「元本保証」ではありません。

 

運用の結果によっては投資した金額よりも低い金額になって結果が帰ってくるという「元本割れ」の可能性もあります。

 

多くの利益を得ようとするとリスクも高くなるというのが投資の原則です。

 

元本割れになる可能性も視野に入れて、上手にリスクをコントロールしましょう。

2.手数料がかかる

投資信託には色々な手数料がかかります。たとえば以下のようなものです。

 

・買付手数料:購入したとき

 

・信託報酬:保有しているとき

 

・信託財産留保額:売却したとき

 

手数料は投資信託や金融機関によっても異なります。
投資する前に必ず確認しておきましょう。

投資信託の選び方

自分に向いているものを選ぶ

1.投資の目的と目標は?

自分に向いた投資信託を選ぶには、まず「何のために投資するのか」という目標・目的を考えてみましょう。

 

「10年後に会社をセミリタイアするくらいに収益を上げたい」という場合と「30年後に定年を迎えるときまで、少しでもお金を増やしたい」というケースではリスクの取り方も選ぶ商品もまったく異なります。

 

「いつまでに」「いくら」増やしたいのか具体的に考えてみましょう。

2.リスクとリターンを知っておこう

高いリターンを得るにはその分高いリスクを取る必要があります。

 

「ハイリスク・ハイリターン」という言葉は社会人なら聞いたことがあるでしょう。
これは投資の基本です。

 

逆に「投資初心者だからできるだけリスクは抑えたい」のであれば、「ローリスク・ローリターン」の投資を狙いましょう。

3.何に投資したいのか?

初心者には難しい選択かもしれませんが、「何に投資するのか」を決めておくのは今後の投資にも影響することですので、しっかり初心者なりに考えておきましょう。

 

投資信託といっても、株式中心の投信もあれば債券中心、不動産、小麦やトウモロコシ、金・プラチナなどを対象としているのものなど、多彩な種類があります。

 

何に投資するかによって値動きも異なります。

4.どこに投資するのか?

日本国内の銘柄に限定する投資信託もあれば、海外だけに投資するという商品もあります。

 

また、海外といっても先進国・新興国、あるいはアメリカ限定など、様々な種類があります。
基本的にはリスクは「国内<先進国<新興国」の順に高くなります。

 

「できるだけ増やしたい」「多少のリスクを取っても構わない」というのであれば、ハイリスク・ハイリターンを狙って海外株式中心のファンドという選択肢もあります。

運用実績を知っておこう

投資信託を選ぶには、投資信託の内容を良く見ておく必要があります。

 

たとえば、「投資対象資産に株式が含まれるかどうか」「投資対象地域が国内か海外か」という違いは重要なポイントです。

 

常識的に考えても、「海外のほうが国内よりもリスクが高い」「株式のほうが公社債よりもリスクが高い」というのは社会人なら、ある程度の予想は付くでしょう。

 

また、投資信託のファンドを実際に検討するにあたっては、運用実績は見逃せない部分です。

 

投資信託は通常、運用会社が過去3年から5年程度の運用実績を公表しており、これを確認することによって一時的な相場に左右されることなくファンドの実績を確認することができます。

 

たとえば、「売買回転率」と「純資産額」を見ておくというのは良い方法です。

 

売買回転率は「投資信託に組み込まれている株式や債券を売買する頻度」のことで、売買回転率が低いファンドは低リスクで高いファンドは高リスクです。

 

また、投資信託の純資産総額は大きいほど、信託期間が終了する前に投資信託の運用が終わってしまう「繰上償還」のリスクが小さい傾向があります。

 

「純資産総額200億円以上を選ぶ」などの自分なりの目安を持っておきましょう。

投資方針による分類を知っておこう

1.インデックスファンド

インデックスファンドとは指標に連動した運用成績を目指す投資信託です。

 

たとえば、日経平均株価のインデックスファンドなら日経平均が上がれば上がり、下がれば同じだけ下がるという動きを利用して運用します。

 

指標は「ベンチマーク」と呼ばれ、ベンチマークには「日経平均株価・ダウ平均株価・債券指数・REIT指数」など多彩な種類があります。

2.バランスファンド

バランスファンドとは、1つの投資信託のなかに複数の異なる資産を混在させている投資信託です。

 

1つのファンドのなかに値動きの仕方が違うファンドを入れ込むことによって、リスクの分散をはかっています。

 

短期的な値動きが少ないという特徴があり、短期的な利益よりも中長期の資産運用に向いています。

3.アクティブファンド

アクティブファンドとは投資信託のファンドマネージャーが独自の判断や知識をもとにして、ベンチマーク以上の収益を目指すファンドです。

 

インデックスファンドと違って銘柄の入れ替えに伴う売買などにコストがかかるので、手数料が高めの設定になります。

 

ファンドマネージャーの腕次第なので、「どのファンドを選ぶのか」が非常に重要になります。
どちらかというと、ハイリスク・ハイリターンの投資です。

初心者が失敗しないコツとは

1.長期・積立・分散

投資初心者にとって大切なのは、「大きくお金を増やす」ことよりも「大きな失敗をしない」ことです。

 

初期の段階で大きな失敗をすると、投資に対する精神的・金銭的なダメージが大きくなります。
そのため、まず初心者は失敗しにくい投資から始めましょう。

 

「長期・積立・分散投資」がリスクを抑える重要なポイントです。
長い目で見て、多くの投資対象に少額ずつ積み立てていきましょう。

 

その逆が「短期・一発・集中」です。

 

短期間で一気にまとまった金額を1つに絞って投資する方法です。
成功すればハイリターンですが、失敗したときのダメージが大きいので初心者には向きません。

2.余裕を持とう

余裕を持って投資に取り組むという姿勢は重要です。

 

まずは金銭的な余裕です。

 

「なくなったところで生活に支障はない」くらいの金額で取り組むようにしましょう。

 

また、長い目で見て焦らずに取り組める時間的な余裕も重要です。
冷静に判断できる時間的・精神的な余裕を持って投資しましょう。

インデックスファンドの選び方

インデックスファンドのメリットは「コストが低い」ことです。
コストを意識して選ぶというのがコツです。

 

同じ指数に連動する投資信託があったら、できるだけ信託報酬が低いものが得られる収益も高くなります。

 

販売手数料がゼロなら、なおコストは低くなります。
また、どの指数に連動しているのかも選ぶときに重要です。

 

何に連動しているインデックスファンドなのかを、自分のリスク許容度を考慮して選びましょう。

 

インデックスファンドは投資初心者でも始められますし、上級者になっても継続できるファンドです。

 

設計がシンプルで分かりやすいのが特徴です。

 

日経平均株価をベンチマークにしている投資信託なら、基本的に基準価額の変動は日経平均株価と同じです。

 

各種のメディアで確認できる指標なので初心者にも分かりやすいでしょう。
また、市場の平均的な運用成果を目指すファンドであるため、大きな失敗はしにくいのも特徴的です。

バランスファンドの選び方

バランスファンドを選ぶには、「どの資産に」「どのくらいの配分で」投資されているのかに注目しましょう。

 

投資信託によっては、資産配分を固定せずに変更されていくものも多くあります。

 

バランスファンドでは、資産配分によってリスクがまったく異なります。

 

一般的に株式への投資比率が高いほどリスクは高い傾向があります。
自分がどの程度のリスクなら許容できるのか考えてみましょう。

 

バランスファンドは株式や債券といった値動きの異なる多用な種類の資産に分散してリスクを抑えています。

 

1つの投資信託で複数の種類の資産に分散投資できるというのが、バランスファンドの大きなメリットです。

 

分散投資でリスクを抑えたいと考えている人や、複数の投資信託を保有した結果、バランスが崩れてしまうことを懸念している人には、手間を省けるバランスファンドがおすすめです。

アクティブファンドの選び方

アクティブファンドの運用方法は投資信託によって異なっており、内容もそれぞれに個性的です。

 

そのため、投資信託の「目論見書」を良く読んで理解することが必要になります。

 

ファンドマネージャーの腕次第ですが、自分が「こういうバランスで投資したい」というスタンスにマッチした投資信託があれば、運用を任せてみても良いでしょう。目論見書から「その投資信託で運用したい」と思えるかどうかが、選択のポイントになります。

 

アクティブファンドは他のファンドに比較して調査や分析にコストがかかります。

 

そのため、一般的に信託報酬は高くなります。

 

信託報酬が高すぎないかも選ぶ際に確認しておきましょう。
信託報酬は安ければ安いほど良いというものでもありません。

 

あくまで、投資する側がそれで納得できるかどうかです。

 

また、アクティブファンドの長期保有を検討しているなら、収益分配金の頻度や、金額が多すぎない投資信託を選ぶほうが運用効率は高くなります。

 

アクティブファンドは投資信託ごとに運用方針が異なっているので、比較するのは容易ではありません。

 

他のファンドよりも投資に関する知識が求められます。

おすすめネット証券5社

楽天証券

投資信託をこれから始めるという人に口座開設をおすすめしたいネット証券として挙げられるのが楽天証券です。

 

・取扱商品数が多い

 

・楽天スーパーポイントと連動している

 

「投資信託の残高10万円ごとに毎月4ptプレゼント」「投資信託の残高に応じて毎月最大1000pt・年間最大1万2000ptプレゼント」など

 

・手数料「超割コース」でETF(上場投資信託)の購入手数料を大幅に割引

 

・クレジットカード決済による積立投資が可能

 

楽天証券は、楽天グループとの連動で大きなメリットを生みます。クレジットカード決済による積立が可能で、カードの利用で積立額の1%のポイント還元もあります。

 

・楽天証券の投資信託

投資信託本数 2698本
最低投資額 100円
ポイント投資 楽天スーパーポイント

SBI証券

SBI証券はネット証券大手で、投資信託だけでなく他の投資商品も充実しており、「まず最初に口座開設すべき証券会社」のひとつです。以下に挙げるメリットだけでなく、ユーザーにお得なサービスが数多くあります。

 

・つみたてNISAの投資信託本数が多い

 

・投資信託の保有額に応じて毎月Tポイントが貯まる

 

・「購入・解約手数料無料」「ファンドが成長すると信託報酬が下がる」という仕組みを導入したファンドがある

 

SBI証券の特徴は、つみたてNISAに対応した金融商品の取扱が多いという点です。投資信託の保有額に応じてTポイントを貯めることができ、貯まったTポイントでさらに投資することもできます。

 

・SBI証券の投資信託

投資信託本数 2667本
最低投資額 100円
ポイント投資 Tポイント

松井証券

松井証券は大手の老舗証券会社ですが、早い段階からネット証券に乗り出しており、サービス性が高いことで好評です。安定感と新規性を兼ね備えたネット証券です。

 

・ロボアドバイザーが投資のサポートをしてくれる

 

・投資信託の残高に応じて現金還元がある

 

・松井証券ポイントで投資信託を購入できる。

 

松井証券の大きな特徴として「投信工房」というロボアドバイザーが有能という点が挙げられます。

 

簡単な質問に答えるだけで、どういう投資信託を買ったらいいのかアドバイスしてくれます。

 

・松井証券の投資信託

投資信託本数 1395本
最低投資額 100円
ポイント投資 松井証券ポイント

おすすめ投資信託

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは「投信ブロガー」によって優秀な投信として選ばれたこともある有名な商品です。

 

以下のような特徴があります。

 

・日本以外の先進国株式に投資する

 

・信託報酬:0.1023%

 

・純資産総額:1682億円

 

MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとしており、組入率はアメリカが70%以上あります。ソフトウェア、医薬品、バイオテクノロジー、メディアなどを組み入れ、さらにアップル・マイクロソフト・アマゾン・フェイスブックの4社が12%程度の比率を占めていて、こういた企業の成長とともにファンドも成長します。

楽天・全米株式インデックスファンド

楽天・全米株式インデックスファンドも投信ブロガーたちに人気の投信です。

 

信託報酬が比較的低いことに特徴があります。

 

・全米の中小規模・大規模までの株価指標に連動した運用成果を目指す

 

・信託報酬:0.1620%

 

・純資産総額:2065億円

 

アメリカ株式市場の小規模・大型の株式の時価総額を加重平均して、株価指数に連動した運用成果を目指します。

次世代通信関連・世界株式戦略ファンド

次世代通信関連・世界株式戦略ファンドは次世代の通信関連企業に投資したという人におすすめできるファンドです。

 

新しい世界の通信技術の発展に期待するという人におすすめです。

 

・世界の次世代通信間企業の株式に投資する

 

・信託報酬:1.11880%

 

・純資産総額:7192億円

 

米国の組入比率が60%前後で、今後5Gが発展・普及することによってファンドの成長も期待できます。

 

純資産総額が非常に大きなファンドですので、スケールメリットも期待できます。

eMAXIS Slimバランス

eMAXIS Slimバランスは8つの資産に均等割合で投資を行う点に特徴があります。

 

均等割合で投資するのでリスクが平均的に分散されます。

 

・世界各国の株式、公社債、REITに分散投資する

 

・信託報酬:0.1540%

 

・純資産総額:797億円

 

投資先は「国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内REIT・先進国REIT」の8種類です。

 

リスクが分散されているので、投資の初心者にもおすすめできるファンドです。

ニッセイ日経255インデックスファンド

日経平均株価に採用されている銘柄のなかから200銘柄以上に等株数投資を行って、日経平均株価に連動するファンドです。

 

・日経255に採用されている日本を代表する企業の株式に投資する

 

・信託報酬:0.275%

 

・純資産総額:1893億円

 

日経平均の値動きは分かりやすいので、初心者にもとっつきやすい投資信託と言えるでしょう。

まとめ

投資信託を選ぶ際には、「いつまでに」「いくら」を貯めたいのかを重視しましょう。

 

リスクが低いものなら、長期に保有するという方法が適しています。

 

投資信託の目論見書を良く確認して、納得して投資するよう心がけましょう。