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おすすめフリーローンは「自分のメインバンク」が狙い目

まとまった資金を一度に借りたいときに頼りになるのが、「フリーローン」と呼ばれるローン商品です。
一般的に普及しているカードローンなどとは違って、返済回数の決まった分割払いが基本になるので、リボ払いに抵抗感のある人にも利用しやすいでしょう。
ただ、どのようなローンなのか理解している人も少ないのもフリーローンです。

利用価値は高いので、ぜひ検討してみましょう。

フリーローンって何?カードローンとの違いは?

フリーローンとカードローンの比較

フリーローンは資金の使い道が自由という点で、カードローンと変わらないローン商品です。
そのため、どういう違いがあるのか分からないという人も多いでしょう。
実際には以下のような違いがあります。
・フリーローンとカードローンの特徴

フリーローン

カードローン

金利

固定

数値に幅がある

資金使途

原則自由

原則自由

融資までの時間

数日~1ヶ月

最短即日融資~2週間

追加借入

再度審査が必要

利用限度額の範囲内で可能

総量規制

対象外

対象

返済回数

決まっている

決まっていない

返済方法

分割払い

リボ払い

確かに、資金使途が自由な点では同じですが、金利や審査スピードが違うため、人によっては不向きであることもあります。
フリーローンの金利は公式ホームページなどで「年率14.0%」などのように固定されていますが、カードローンでは「3.0%~18.0%」などのように幅があります。
フリーローンのほうが全般的にカードローンよりも金利は低い傾向があります。
また、フリーローンでは追加借入は再度審査が必要となります。この点がカードローンと大きく違う点でしょう。

カードローンの主な特徴

1.融資が早い

カードローンのなかには、「最短即日融資」が可能なものが多くあります。
金融庁からの過剰融資の指摘を受けて銀行のカードローンは即日融資には対応していませんが、消費者金融のカードローンなら最短で即日で融資を受けることができます。
申し込みした当日中にお金を借りることができて、利便性は非常に高いと言っていいでしょう。
大手の消費者金融のプロミスはCMでも公式サイトでも「審査時間最短30分」「融資まで最短1時間」とうたっています。
銀行のカードローンでも、たとえば三井住友銀行カードローンや三菱UFJ銀行「バンクイック」などは申し込みして最短で翌営業日には借入できます。

2.上限金利が高め

カードローンは融資までのスピードが早く便利ですが、その代わり金利が高めに設定されます。
たとえば大手消費者金融のアコムは借入利率「3.0%~18.0%」と公式サイトで表記していますが、契約当初は最高金利である「18.0%」が適用されます。
銀行のカードローンでも同様で、契約当初は最も高い金利が適用されることが一般的です。
フリーローンには金利が年率10%以下の商品が多くありますが、カードローンでこの金利で借入できるのはレアケースでしょう。

フリーローンの主な特徴

1.証書貸付で借りる

フリーローンとカードローンの最も大きな違いは貸付の方法です。
カードローンは「証書貸付」という方法で貸付が実行されます。

これは「借入できるのは1回きりで、追加の融資を受ける場合には再度審査を受ける必要がある」という意味です。


カードローンのように、いったん審査に通過できたら「限度額の範囲内でいつでも何度でも審査なしで融資を受けられる」という貸付方法を「当座貸越」と呼びます。
フリーローンは資金使途は自由で、利用者ごとに利用限度額は設定されますが、借入できるのは初回契約時の1回だけです。
同じような証書貸付には住宅ローンや自動車ローンなどがあります。

2.金利が低め

フリーローンは「1回きりしか借りられない」という条件で貸出されるものですが、その分金利は低めです。
金利が年率10%以下というフリーローンも多くあり、カードローンとはだいぶ金利では開きがあります。
・メガバンクのフリーローンとカードローンの金利

フリーローン

カードローン

三井住友銀行

年率5.975%

年率1.5%~14.5%

みずほ銀行

年率3.476%

年率2.0%~14.0%

金利は利息を計算する元となる数字です。
そのため、金利が低ければ低いほど利息の総額を抑えることが可能です。
完済までの返済額を抑えておきたい人は、フリーローンの利用ができないか検討する価値はあります。

金融機関ごとのフリーローンの特徴

フリーローンを提供するのは、メガバンクと呼ばれる大手の都市銀行だけではありません。
むしろフリーローンと言えば地方銀行の得意分野です。
また、労働金庫やJAなどもフリーローンを提供しており、様々な選択肢があります。融資までに時間を要することもあり、充分に検討しつつ時間的な余裕を持って手続きを進めましょう。
・金融機関ごとのフリーローン

金融機関

フリーローンの特徴

都市銀行

・最短で翌営業日に融資を受けられる
・居住地や勤務地を問わず申し込める
・見積書や契約書の作成が必要

地方銀行

・居住地や勤務地によって利用できる商品が異なる
・目的別ローンなど選択肢が幅広い
・金利は低め

労働金庫(ろうきん)

・どの地域に居住していても申し込める
・申し込みから融資まで数週間かかる
・見積書や契約書の作成に手間がかかる

JA(農業協同組合)

・居住地や勤務地によっては利用できない
・申し込みから融資まで数週間かかる
・非常な低金利

フリーローンは資金使途が自由ですが、金融機関によって金利や申込条件が異なっています。
「お金を借りる」というと、どうしても消費者金融や銀行が思い浮かぶという人が多いですが、意外にもろうきんやJAのほうが有利な条件で利用できるケースがあります。
良く検討してみましょう。

おすすめのフリーローンとは?

地元の金融機関が狙い目

フリーローンといっても、実は「誰にでもここがおすすめ」というものはありません。
というのも、フリーローンを提供しているのは主に地方銀行や信用金庫、JAや労働金庫などの地域密着型の金融機関だからです。

こういった金融機関は基本的に営業エリア以外の地域からの申し込みは受け付けません。


また、フリーローンの返済方法は「その金融機関の普通預金口座からの自動引落」です。
横浜銀行のフリーローンなら横浜銀行の普通預金口座であり、福岡銀行のフリーローンなら福岡銀行の普通預金口座からの引落によって返済していきます。

そのため、口座を持っていないなら事前に開設しておく必要があります。


ここから言えることは、「自分が居住または勤務している地元を営業エリアとする金融機関」がその人にとっての「おすすめフリーローン」となるということです。

誰にでもおすすめという金融機関を挙げることはできません。


まずは地元の地方銀行、信用金庫、労働金庫、JAなどの公式ホームページを見てみましょう。

全国展開している銀行や消費者金融のカードローンとは比較にならないほどの低金利でフリーローンが提供されていることが確認できます。

金利優遇を受けられる可能性がある

地方銀行のフリーローンの多くは「4.5%~14.5%」などのように金利にある程度の幅を設けています。
どのような基準で適用金利を決めるのかは金融機関によって様々ですが、もしその金融機関を普段から使っているなら、審査や金利の設定で優遇を受けられる可能性があります。
必ずしも低金利になるとは限りませんが、条件に納得できなければ契約せずにキャンセルしても構いません。
このような側面から考えると、「自分がいつも使っている金融機関」でフリーローンを申し込むほうが得策でしょう。

多いのは給与支払口座として使っているときには金利の優遇が受けられるというものです。


・武蔵野銀行フリーローンの事例

項目

差し引き

住宅ローン・住宅金融支援機構のいずれかを利用

それぞれ年率0.5%

最大年率1.0%

給与振込

五大公共料金(電気、ガス、水道、NHK)の自動振替、JCB、VISA、むさしのカード、むさしのダイレクトのうち4項目以上

ネットバンクは意外に厳しい?

もし普段から使っている金融機関が「フリーローン」を取り扱っているなら、金利優遇付きで申し込むことができますが、自分のメインバンクがに取り扱いがなければ利用できません。
ゆうちょ銀行にもフリーローンの取扱はないため、選択肢が狭まることになります。

みずほ銀行と三井住友銀行には「多目的ローン」というローン商品があるので、そちらを利用するという選択もあるでしょう。


また、ネットバンクにはほとんどの場合でフリーローンの取り扱いはなく、高額の希望限度額が通りにくいというデメリットがあります。
一般的には「ネットバンクだから柔軟性があるだろう」と思ってしまいがちですが、実際にはネットバンクはローンの審査には若干厳しめです。

甘く見ていると残念な結果しか得られないので注意しましょう。

多目的ローンでもっと低金利に

1.資金使途確認書類の提出

原則として資金使途が自由という点ではフリーローンと変わりませんが、「借りたお金の使い道を証明する」ということを条件とするローンとして「多目的ローン」というローン商品もあります。
フリーローンよりもこちらを選んだほうが良いというケースも多いでしょう。
基本的に、ローンというものは使い勝手や申込対象者が限られるほど低金利になる傾向があります。

限度額の範囲内で自由に借りることのできるカードローンよりも、1回しか借りられないフリーローンの金利が低いのも、制限があるからです。


さらに、資金の用途の証明が必要となる「多目的ローン」のほうが好条件での借入を狙うことができます。
たとえば、りそな銀行ではフリーローンの上限金利は「14.0%」ですが、多目的ローンの上限金利は「6.975%」です。

この他、みずほ銀行や三井住友銀行の多目的ローンの金利はいずれも6%以下です。

2.取り扱いできる金融機関を選ぼう

フリーローンよりも多目的ローンのほうが金利面ではぐっと有利ですが、このローン商品を提供している金融機関はあまり多くありません。

地方銀行の場合には「フリーローン」か「カードローン」の二択であるケースが多く、選択肢は限られてきます。


自分のメインバンクに多目的ローンの取り扱いがない場合には、代わりにフリーローンを使うか、思い切ってみずほ銀行などに新しく口座を開設するという方法を採ることも考慮に入れておきましょう。
ただ、多目的ローンは「フリーローン」「個人ローン」などの名称で提供されていることも多くあります。
特に信用金庫では事実上は多目的ローンながら別の名称で提供されているケースが多い傾向があります。

公式ホームページを良く読んで、分からないことは思い切ってフリーダイヤルなどに質問してみましょう。

フリーローンの審査に受かるには

自分の個人属性を確認する

フリーローンの審査の難易度は金融機関によって大きく異なります。新規の申込先を探す場合には、審査通過のためにも自分に合ったローンを選びましょう。
その際、まずは自分の個人属性を確認しましょう。個人属性とはローン商品の場合には返済能力に関わる情報のことです。
【ローン商品における重要な個人属性】
・年齢
・年収
・雇用形態
・住所
・家族構成
・他社からの借入
自分の属性を把握しておかないと、審査の難易度の低いローンでも審査落ちしてしまいます。

一般的なフリーローンの申込条件は以下のようなものです。


・申込時年齢が満20歳以上完済時年齢が満75歳未満
・収入があること
・営業エリア内に居住または勤務していること
・保証会社の保証を受けることができること
保証会社というところが引っかかる部分ですが、どこからの金融機関で長期間の支払い延滞といた問題を起こしていないのであれば、あまり気にする必要はありません。

公式ホームページのチェックポイント

1.上限金利

フリーローンの「申し込みしやすさ」を図る基準のひとつが、上限金利です。
フリーローンの金利は「4%~12%」といったように幅を持たせていることがありますが、審査難易度を図るには、そのローンが定める最大の金利を見てみましょう。
この上限金利が高いほど審査の難易度は低くなります。

具体的には「14%」がひとつのハードルです。14%以下なら審査難易度は高くなり、14%以上なら難易度は低めです。


金利が高いということは、「信用力の低い相手に貸付することを想定している」ので審査の難易度は低いと判断できます。
こういった「金利が高めのフリーローン」の取り扱いがあるのは主に地方銀行や信用金庫です。

フリーローンを利用したいが審査が不安という人は、自宅の近所にある小さな金融機関にも目を向けましょう。

2.申込資格

フリーローンの検討にあたっては、公式ホームページに記載されている申込条件も良く見てみましょう。
もし「パート・アルバイトでも申し込むことができる」「年齢上限が高い」フリーローンは審査の難易度は低めです。
年齢上限としては、たとえば「完済時年齢」が70歳以上になっている場合には審査ハードルは低めです。
これと逆に収入や勤続年数についての制限を設けているフリーローンは審査が厳しい代わりに金利を低い傾向があります。

申込金額は少なめに

カードローンでは、申込時に希望した限度額に関わらず「申込者の収入に応じて限度額を決定する」傾向がありますが、フリーローンでは希望金額が低いほど審査の通過の可能性が高まります。
カードローンとは違ってお金の使い道がはっきりしていることが多いのがフリーローンです。

基本的には「全額貸付」なのか「審査に落ちる」の2つしか審査結果はありません。希望した金額以下で審査通過というのは考えにくいのがフリーローンです。


そのため、審査が不安という人は「あれも借りたい、これも借りたい」と欲張って申し込むのではなく、必要最低限の金額だけを申し込むようにしましょう。
みずほ銀行の公式ホームページにあるフリーローンのページには、以下のような記載があります。
「お借入金額
10万円以上300万円以内(1万円単位)
・ただし、今回のお借り入れと他の無担保借入金残高(カードローン極度額を含みます)との合計が前年度税込年収の原則50%以内であることが条件です。」
借入できる金額は最大でも前年度年収の2分の1までと考えておけば良いでしょう。
とはいえ、カードローンでは年収の3分の1を超える金額は借りられないので、高額の融資が期待できることには変わりません。

必要書類をチェックする

フリーローンは金融機関によってもまったく条件は異なりますし、同じ金融機関でも商品によって申し込み手続きが違っています。

ネット申し込みできるところもあれば、窓口でないと手続きを始められないものもあります。


公式ホームページを良く読んで、分からないことがあったらフリーダイヤルに掛けて質問するなどしっかり事前準備をしておきましょう。
お金の使い道を証明する「資金使途証明書類」がないと契約できないフリーローンもあります。

書類のチェックは必須と考えましょう。

時間があるのなら、まず窓口に行って自分の状況に合わせて必要な書類や手続きなどを教えてもらうのも良いでしょう。


ローン商品は商品ごとに年齢制限や収入制限などがあります。
正社員なら申し込めるが、自営業者にはできないローンもあれば、完済時の年齢が60代でないと受け付けられないものもあります。

設定されている条件をクリアできていなければ、支払い能力があっても審査には落とされます。

他社借入があったらなるべく整理

もしフリーローンの審査通過のために充分な返済能力を持っていたとしても、「他社・他行での借金額が多い」場合には審査通過が困難になります。
ローンやクレジットカード、携帯電話の端末分割払いなどの支払いで遅延や延滞などの問題を起こしたことがあるケースでも審査には通過できません。
ローン商品や分割払いは、個人信用情報機関に保存・管理されており、各社で金融サービスの申し込みがあれば閲覧して良いことになっています。

このとき、たとえばカードローンで支払いの遅延を繰り返していたという履歴が発覚したら、フリーローンの審査には通りません。


もし他社からの借入があったら、なるべく完済してから申し込みましょう。

借入残高が少額のものがあったら、すぐに返済して解約までしておきましょう。


カードローンと契約していて、すでに完済しており、もう使わないというものがあったらフリーローンの申し込み前に必ず解約しておく必要があります。
というのも、カードローンからまったく借りていなくても、契約が残っている限り「そこから借りることができる」とみなされて、審査で不利となるからです。
返済できるものは完済して解約し、そこからフリーローンを申し込みましょう。

まとめ

フリーローン選びで重要なのは、「誰にでもおすすめのフリーローンというものはない」という点です。
普段から自分が使っている金融機関が最も審査が通りやすいのがフリーローンです。
地方銀行や信用金庫などにも取り扱いがあるので、こういった小さな金融機関から検討すると良いでしょう。